2012年3月8日木曜日

マレー語に関する章(22)全世界の宗教の神は、すべて元は同じ



 《全世界の宗教の神は、すべて元は同じ
 「全世界の宗教の神は、すべて元は同じ

 話を「鬼道」にもどそう。

 では中国で言う「神」とはなにをさしているのだろう?

 さきの秦の始皇帝は天下統一後、国内の霊山を順拝してまわった。

 そして大掛かりに「天」を祭った。

 これにならって、それ以後の皇帝も皆、天を祭るのを習いとした。

 これは中国式だと考えられていたが、実はインドの神を祭っていたのである。

 「神」の字を私たちは「シン」「ジン」と発音するが、

 正確にはそれは「シム」「ジム」である。

 これはインドで一番古い天の神、「シバ」神のことだったのである。

 この神は古いだけあって、世界じゆうに広がり、実に様々な名前に変わっていった。

 その一つに、『旧約聖書』の神「エホバ」もある。

 皆さんがユダヤ人として知っているいまのイスラェル人たちの先祖は、

 シバの神を祭るインドの人々と血を分けているのである。

 なぜなら、彼らの祖先だと書かれているアブラハムは、

 先に殉死の話にでてきた女王の君臨していた「ウル」の人で、

 それが西へ一族を連れて移動して、今のイスラエルに落ちついたのだ、

 と『聖書』に詳しく書いてある。

 だから『聖書』を信じる全世界の人が事実だと考えているし、

 私もそれは本当だと思っている。

 いろいろ調べてみたが、

 その年代計算や時代経過によって当然発生する変形のほかは、

 ひどい間違いはみつからないからである。

 そして彼等が、天にいるただ一人の神として祭り続けてきた神は、

 日本では主に「エホバ」として知られているが、

 「ヤーベ」というのが原音に近い。

 この名は「シバ」の名の変化したのなのである。

 それはインドの東にさかのぼって、逆にたどつてみればよく分かる。

 このシバは、

 インドネシアのスマトラでは「シがス」に変わり、「バがマ」に変わった。

 スマトラの名は「シバ」が語源なのである。

 同じくインドネシアのスンバ島では「スンバ」に変わる。

 みんな島の名がその神名にもとづいているのだ。

 マレー語ではそれは「ジバ」になる。

 他の島と同じょうにジャバではそれは「ジャバ」になる。

 他の島の例があるので、ジャバという名がそれからきているとすぐ分かる。

 日本ではジャの字を「ヤ」と発音する。

 その例は「邪馬台国」である。

 「邪」は邪魔の<ジャ>である。

 だから「ジャバ」は「ヤバ」になる。

 この<バ>は鹿児島語なら「ベ」になる。

 これから「ヤーベ」まではわずかな距離である。

 しかしユダヤのヤーベは日本から行ったものではない。

 それは中近東と隣りあっているインドから、直接行ったのである。

 インドには今840もの方言がある。

 そこでシバが別名になるのは、インドネシアの島々ていどのものではない。

 なんといってもシバは数千年の歴史をもつ世界最古の神である。

 そのあいだにどれくらいなまって変化したか……考えることもできないほどだ。

   言語復原史学会
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 《参考》
 古代時代の考古学の最新発見・発表・研究成果
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 存在価値が問われる我が国の発掘考古学の現状

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